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2019/9/9

響き合って、広がって

長崎講演会の懇親会の
帰り道…
長崎市内を歩いていました。
 
一緒に歩いていた方が、
 
「鈴虫ですね!
市内のこんな街中にもいるんですね!」
 
そう、言われて、気づかされました。
 
大きな道の道沿いの茂みの中で
鈴虫が鳴いているのです。
 
確実に進む季節を感じながら
素敵な2つの講演を思い出していました…
 

長崎講演会、
 
部屋いっぱいに
素敵な笑顔と
素晴らしいみんながあふれる
時間と空間になりました。
 
この長崎に
こうして伝えに
来れるようになったのは
富美代さんが
1年前、仕事の後、
わざわざ隣の佐賀県まで
講演を聞きにきてくれたからです。
 
それが縁となり、
長崎でも是非と主催をして
僕を呼んでくれました。
 
そして、そこに
ゆきぴーこと、片手さんが
参加してくれたことがきっかけで
以後、いろんな形で主催をし、
長崎に何度も来るようになりました。
 
また、昨年11月に大阪の講演会に
佐世保から参加してくださった優子さんが
紡いでくださったご縁から
講演会をさせていただいた時に
参加してくださった野口さんが
今回、この長崎市でと動いてくださり、
開催となり、
この部屋いっぱいの笑顔が生まれたのです。
しかも、その同じ場所に
その4人の方が一堂に会していたのです。
 
どちらも、どれも
ある一人の人が、
「いろんな人に是非聞いて欲しい」
「聞かせたい(大切な)人がいる」
という思いから、
「来てください」という声でした。
 
その前日は、
佐賀の中学校での講演会でした。
 
僕の講演を聞いてくださった
このお二人が、
うちの学校の生徒や保護者の方にもと
校長先生に呼びかけ
呼んでくれたのです。
佐賀の諸富中学校で
「夢づくり講演」としての講演
 
5段階でアンケートをしました。
 
「私は幸せで
素晴らしい存在である」という
5を選んだ生徒は0人でした。
 
まぁまぁ素晴らしいという
4を選んだ生徒は数人…
 
普通の3で大勢の生徒が手を上げ、
 
4よりも、2や1の自分はダメだと
答えた生徒は多かったのです。
 
ところが、
講演が進むにつれ、
子ども達の表情が変わっていきます。
最後の子ども達のみせる姿に
先生や保護者が心を打たれていました。
 
体育館の後ろには
ふだん、教室に入れない
子ども達の姿もありました。
 
ぜひ、良い話だからと、
声をかけて聞かせてくれたそうです。
 
そしたら、
その生徒が予祝で一番に言ったそうです!
 
「教室に入ることができました!」
 
それを聞いた、校長先生は
涙を流されました。
 
「今日の子どもたちの姿は宝です。」
 
そう語ってくださいました。
 
子どもたちのみせる
子どもたちの中にある
素晴らしさに
 
互いに響きあう
生徒と先生の姿があるんです。
 
講演の終わりに、
もう一度アンケートをとったら、
 
生徒たちが、
「私は幸せで
素晴らしい存在である」という
5に一斉に手を上げるんです。
そんな、素敵な思い出に
秋の訪れを伝えてくれる
街中の鈴虫の声は心地よかったです。
 
ずっと耳を傾けていたら
気づきます…
 
しばらく鳴くと、
鈴虫達は一斉に鳴き止むのです。
 
で、また、
どこか、一匹の鈴虫が鳴くと
一斉に鳴き出すのです。
 
響きあって、応答しあって…
 
何度か鳴き止んでは、
また、一匹が鳴き出し、
つられるように
みんなが鳴き出すことに
しばらく耳を傾けていました。
 
最初は…
一匹の声…
 
鈴虫の中で思い出した
素敵な2日間は
 
どれも、一人の声から
始まりました。
 
その声が、いつの間にか
響きあって、ひかれあって、
いつの間にか
たくさんの響きになる…
 
そのことにまた
心を振るわされます…
 
始まりはいつも一人…
でも、そこから
この素敵な音色がつられるように
広がって、
たくさんの感動と
みんなの中の素晴らしさが
響きあって、鳴りあっていくんです!
 
さぁ!ワタシも!!