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2019/10/22

フタをしない

我が家のゴミ箱くんは現在2代目で、
1代目を務めたゴミ箱くんは
外で新しい役割を担っています。
 
 
どちらも、フタのあるゴミ箱で
1代目を務めたゴミ箱くんは
足でフタを開閉できる
便利なゴミ箱でした。
 
 
だけど、どうして
2代目のゴミ箱くんに
代わったのか…
 
 
それは「フタ」の違いでした。
 
 
1代目のゴミ箱くんは
密閉性がめっぽう良すぎて、
そのために、
ゴミ箱内で腐敗が促進され、
カビや、悪臭が
発生しやすかったのです。
 
2代目はそこまで
密閉性が高くないために、
腐敗も進まず、
悪臭に進化することはありません。
 
 
密閉し、中に閉じ込めると
 
悪臭やカビをはじめとする
いや〜な菌が増えてしまうのです。
 
 
これは人にも通じる
重要なポイントです。
 
捨ててしまいたくなる
 
嫌なもの、短所
悪い言葉に、ネガティブな気持ち
 
 
これらも
フタをして閉じ込めると
どんどん腐敗し、繁殖するのです。
 
 
最近、ちまたでは
 
いい言葉、
ポジティブ思考、
様々な法則、テクニックが
はやる中で
 
やたらと、
「いい言葉」だけを口にするように
しましょうとあります。
 
 
それこそ、
何があっても「いい言葉」で
表現しようとしていることが
気になります。
 
 
もちろん、いい言葉は大好きです。
 
できるだけ、1日の中で、
それこそ、
同じ時間を過ごすのであれば
 
できるだけ、「いい言葉」にあふれた
時間、空間で過ごせれば
気持ちいいのは間違いないです。
 
自分の精神衛生上もとてもいいです。
 
 
僕が、ここで触れたいのは、
 
 
「いい言葉」だけにしようと
無理やり
フタをしたり、
 
気づかないふりをして
閉じ込めてしまってはいけない
 
ということを言いたいのです。
 
 
すごく大事にして欲しいのです。
 
「いい言葉」にしたら
嫌な言葉が消えたり、
 
幸せな気持ちでいたら
不幸は消える
ということではない
ということです。
 
 
どんなに「いい言葉」言ってても
 
欲しかったものが
売り切れていることはあるし、
 
 
どんなに幸せで前向きでも
 
風邪をひくことはあるし、
足を踏まれることもあるんです。
 
 
 
それってこういうことです。
 
あなたが、旅行で
高原の素敵な景色に行きました。
 
高原のキレイな空気が吸いたくて、
窓開けたとします。
 
そしたら、
小さな虫もはいってくるんです。
 
キレイな空気を吸いたければ
嫌いな虫もやってくることはあるのです。
 
 
虫が入るからって網戸したら
 
せっかくの
新緑や紅葉の山の景色が
網戸が邪魔してみにくくなるんです。
 
 
だから、
いいものを手にするには
 
悪いものも一緒に
抱きしめることが大切なんです。
 
 
キャンプにワクワクして行って
日常からの脱出!
なんて喜びを手にしたら
 
雨に降られて、苦労することもあるし、
寒さや暑さに翻弄されることもあるのです。
 
 
良いものも、悪いものも
全部ふくめて、手にできるんです。
 
 
良い言葉、悪い言葉
ポジティブな感情、ネガティブな感情
ってちゃんと表裏一体であります。
 
でね、
言葉は必要だからあるんです。
 
悪い言葉があるってことは、
それも必要だからあるんです。
 
 
ネガティブも必要だからあるんです。
 
ネガティブがあるってことは、
必要だからあるんです。
 
 
どちらも
口に出したり、感じたり
する必要があるからあるんです。
 
 
時には、何かに気づくために
絶対大切だからあるんです。
 
 
自分自身を、他人を愛し、
気づくためにちゃんとあるんです。
 
 
地球を愛すときも同じです。
 
地震も津波も、
台風も災害って言われる
恐ろしいものも
ぜーんぶひっくるめて
愛すということなんです。
 
だって、それもふくめて地球だから。
 
 
それらの短所を消したら、
地球は死んじゃうんです。
 
いろんなものを浄化したり、
バランスとったり、中和をして
地球ですら保っているんです。
 
地殻変動し、大気や水が循環し
変わり続けるから、
 
いろんなことが起こるんです。
 
 
それって、ぜーんぶ
人間と一緒なんです!
 
 
だから、もしも、
 
嫌な言葉やネガティブな感情が
現れてきたら、
 
ネガティブを、感じきればいいし
嫌な、悪い言葉も出しまくっていいんです。
 
 
あなたの中に「ある」から
出てくるし、湧き出すし、反応するんです。
 
 
それがあることに、
気づくためだろうし、
出さなきゃ、感じなきゃいけないから
出てくるんです。
 
 
もちろん、最初に書いたように
できるだけ、
同じ時間でも
気持ちのいい
感じたい感情を優先して
大好きな言葉で
あふれている方が
気持ちいいのは事実です。
 
 
でも、そのために
「ある」ものを無理やり
フタして、閉じ込めたら
自分の中で
増幅し、腐敗し、
悪臭となって自分の中から
出てくるんです。
 
 
そうなってしまったら
ますます、悪臭を隠すために
 
さらに必死にフタをして
隠すことに邁進して…
 
気がつけば
あなたは必死に隠すことに
抑えることに
毎日の今を生きるための
力を使うことになってしまうんです。
 
 
もしも、
嫌な言葉や、ネガティブな感情が
自分の中から出てきたら
 
消し去る方法はただ1つです。
 
 
飽きるまで味わいつくすんです。
 
 
フタを開けて、
それを思いっきり感じるんです。
 
 
そしたらね、
1時間もそれを必死に味わうことを
し続けたら、
人って不思議なことに
飽きちゃうんです。
 
 
味わい尽くして、
飽きたら、消えていきます。
 
 
そしたら、消えたそこに
 
大好きな感情や言葉を
入れていけばいいんです。
 
 
フタはしない方がいいです。
 
喜怒哀楽って言葉があるのは
喜怒哀楽どれも必要だからだし、
 
喜怒哀楽で
ワタシという全部になるからです。
 
 
右足には右足にしかできないことがあるし、
左足には左足にしかできないことがあります。
 
そして、両足にしかできないこともあるんです。
 
 
だから、
ちゃんと大事な大事な
その言葉も感情も
 
フタをせずに、遠慮せずに
閉じ込めずに、
抱きしめてあげてください。
 
 
「ある」からそれも出てくるし、
 
それも、大切な「ワタシ」
 
なのです。
 
 
素晴らしい「ワタシ」の一部
 
なのです。
 
 
閉じないでください。
閉じ込めないでください。
 
 
「閉じる」という字見てください!
 
」能までも
一緒に閉じ込められますから…。
 
 
いいものだけは手にできないんです。
同時に、
喜怒哀楽ぜーんぶついてくるのです。
 
 
だから、
まるごとぜーんぶ
大切なワタシです!!
 
抱きしめましょう!!
 
そしたら、
こんな顔で笑って過ごせますから!