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2019/10/30

僕らの「ガイドさん」

「みなさま、こちらは
400年前に建立された…」
 
観光地を歩いていると
バスガイドさんに案内をされながら
観光客が歩いています。
 
 
少なからず僕らも
「右に見えますのは…」
 
なんてバスガイドさんに
案内をされた経験を
みんな持っています。
 
 
で、思うんですよね。
 
僕らはいつも、そんなふうに
いつも身の回りにいる
「ガイドさん」に
知らぬ間に
案内されているのかもしれません。
 
 
うちの次男、
週に1時間ほど
バスケット教室に通っているんですが、
 
ラグビー熱に
見事に乗っかり、
ラグビーをしてみたいって言って
体験会に参加して、
どハマりしてしまいました!
 
 
バスケットよりも、
ラグビーがしたいと言い出したんです。
 
そして、
その時の顔が印象的でした。
 
 
バスケットのコーチは
とても熱心で、熱いです!
一生懸命なのは
とても伝わってきます。
 
ところが
バスガイドさんのように
「右手に見えますのは…」と
案内してくれる
 
その先が…、
 
もっとしっかり打て!
ドリブルが高い!
声が出てない!
 
と…
 
残念ながら…
できなていないところ
ダメなところへの案内なのです。
 
「話を聞くときには
相手の目を見ないとダメじゃないか!
目を見てないのは…
(しばしアレヤコレヤと説教タイム)」
 
だから、
残念ながら
子ども達の表情が
案内通りに、
 
できていない、ダメなところへ
導かれているようで
曇っていきました。
 
 
ところが
 
ラグビーの体験会でのコーチは
 
いいぞー!
ナイスパスだ!
思い切ってぶつかっておいで!
腰を低くすると…ほら!
 
と、
いいところ、行きたいところへ
案内しています。
 
「なんで両手で持って走った方がいい?」
「両手で持っていたら、
パスも出せるし、キックもできるじゃん!」
 
子どもの表情にも
「なるほどー!」がにじみ出ます。
 
我が子が
「ラグビー、楽しいー!!」って
目の前を横切る際に言って行きました。
 
 
素敵な景色を案内されると
子ども達は楽しいし、嬉しいんです。
 
 
案内通り、素敵な表情で
楽しそうに体験した子ども達が
帰って行きました!
 
 
そして
これって、きっと
子ども達だけじゃないって思うんです。
 
 
もしも、
僕ら大人が、
素敵な表情でないとしたら
誰の、何のガイドに
従っているんだろうって
ことなのです。
 
 
テレビのニュースですか?
スマホからの情報ですか?
接する人からでしょうか?
 
 
ひょっとすると
「ワタシ」の思考かもしれないし
「ワタシ」の口癖かもしれないし
「ワタシ」の思い込みかもしれません。
 
 
昔、こんなバスガイドさんに
出会ったことがありました。
 
 
高知の観光中、
クジラの話をしてくれていた時のことです。
 
「あ!みなさん、
クジラ!クジラ!
クジラが潮を吹いてます!
見えますか?ほら!!」
 
って…
 
 
バスの中、乗客は
一同、必死に先ほどまで聞いていた
クジラを頭に思い浮かべ、
海を隅から隅まで見渡しました。
 
 
クジラが見れるなんて!!
ついてるじゃないかぁー!って!!
 
 
そしたら
「アハハハ…ゴメンなさい、ウソです!」
 
ってガイドさん。
 
そのあと、笑顔でバスの中は大盛り上がり!
 
 
でも、確かに
みんなの頭の中に大海を泳ぐクジラが
思い描かれていたのです。
 
 
素敵な世界へ
一瞬にして誘ってくれた
あのバスガイドさん…
 
 
僕らもそんなふうに
自分を誘ってやったらどうでしょうか?
 
 
僕も素敵なガイドさんとして
講演、セミナーで誘って行きます!
素敵な「ワタシ」に再会してもらうために!
 
ぜひ、お越しください!
 
11月は学校講演が続きますが、
その後、
 
 
があります!!