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2018/7/17

いつも空は進めの青

いつも空は進めの青なのに
 
すぐに、ブレーキを踏んで
止まってしまうのはなぜだろう…
 
いつの間にか信じた
常識だろうか?
 
ルールだろうか?
 
正しさだろうか?
 
どれもこれも、
誰かが誰かの都合によって
作られた。
 
人間中心の考え方で
生きるために餌を採りに来たクマ、
住むところを失ったクマが
餌を探しに来ただけなのかもしれない
 
赤信号なんて
車がなければ必要ない…
車で快適に、車が安全に走るために作られた
ルールかもしれない…
 
校則だって、ルールだって
何かの都合のために出来上がる
 
そうやってできた常識やルールや正しさは
ちょっと国をまたいだだけでひっくり返る
 
気がつくと
そうやって信じ込んだ
正しいと思い込んだ
常識やルールの枠の中に僕らは閉じ込められる
 
それは
まるで小学校に入学して
あのノートのマスの中に字を書いていくが如く…
 
そうして枠の中にきっちりと字を書くことを
覚えた僕らは
枠のない真っ白な紙の上に文字を書いても
そこに枠があるが如く、文字を書く
 
サーカスの象は
小さな頃逃げ出さないように鎖が繋がれる
その鎖が窮屈で不自由で嫌で嫌で
たまらないけれど
その鎖を引きちぎろうと何度も試みる…
 
だけど、何度やっても無理だということを知り
やがて象は諦める
 
そして、気がつくと
その鎖は繋がれていなくても
逃げられないと思い込み、信じ込み
象は逃げ出そうとはしなくなる…
 
僕らにもそんな鎖で繋がれた
重りのような物があるのかもしれない
 
そのことに気づいたとき、
僕らは声を出して
周りの人や子どもたちに
おかしな常識や間違った思い込みから
抜け出すように
必死に伝えようとする。
 
しかし、
そんなことに人や子どもたちは
聞き入れたくても、聞き入れようとしない
 
どうすればいいのか…
 
それはさっきの象が知っていた
 
さっきの象たちの中に
鎖に繋がれていなかったら
逃げられることを知っている象を
入れた途端、他の象も逃げられることを知り
動き回れることを知る…
 
そう、
僕たち大人が
子どもたちに
言うのではなく、
その姿を見せてやることで
子どもは動き出すんだ
 
その姿は
僕たちにもできることを伝え
ワクワクする未来を見せ、
そんな風に生きたという
「憧れ」として現れる!
 
もう一度
閉じ込められてしまっていた
重りをつけられてしまっていた
 
…と思い込んでいた
 
あの時の「童」…
あの日の私が元気に踊り出すんだ!
 
その時、
その人の夢…
 
人の夢と書いて「儚い」と
書いた字は
 
一気に、できると信じて
希望という水に浸り
ワクワクという降り注ぐ明るい光を受け
「YOU芽」に変わる
 
自分の中に閉じ込められていたものが芽を出すんだ!
 
きっと
「儚い」という字を考えた人は
人の夢は叶わないと
いつの間にか
そんな常識や正しさに
閉じ込められていた人なんだろう…
 
「会う人はみな福の神」
「渡る世間に鬼はなし」
という言葉を作った人は
人はみな素晴らしいと信じた人だから…
 
「人を見たら泥棒と思え」
という言葉を作った人もまた
人は信じてはいけないと思い込んだ人だから…
 
 
突き破れ!
そう子どもたちに口で伝えても突き破れない!
 
僕たちが殻を突き破った姿を見せるから
子ども達もそう「生きたい!」そっちに「行きたい!」と
望むんだ!
 
ほら、
空はいつも進めの青!
 
もう、勝手に赤信号にして止まるんじゃない!